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東京2020オリンピックで女子バスケが銀メダルを獲得!

2022.08.14


東京2020オリンピックで女子バスケが銀メダルを獲得しました。
今年のオリンピックで、私の一番印象に残るメダルです。あっぱれです!
私の中では隔世の感が有ります。1964年の東京オリンピックをリアル観戦した世代の身には、日本はバレーは強いが、バスケやハンドは話にならない、と云う固定観念が強いからです。
しかも女子です。男子なら八村塁や渡辺らのNBAで活躍しているメジャープレーヤーがいますが、女子にはそこまでの注目選手はいなかったと思います。となると、やはり監督(HC)の力が大きかったのかなと思ってしまいます。監督はトム・ホーバス(54)さんで米国人、奥さんは日本人だからなのか、選手との会話は常に日本語だとか。この監督は、テレビで見ていてもいつも怒っていました。
いつも目を吊り上げて選手を叱咤激励、どう見ても褒めてはいなさそうです。
私には、昔の日本のスポ根鬼コーチのイメージと少々ダブります。
選手が3ポイントシュートを決めても、奇麗な放物線じゃ無いと「ミラクル(多分まぐれの意)」と云ってけなしていたようです。しかしベルギー戦の1点差勝利やフランスに2回も勝つなど、そちらの方が私にとってはよほどミラクルです。
ただ、この監督の妥協しない姿勢こそが、選手との強い信頼関係に結び付き、その結果ヨーロッパの強豪国を破っての銀メダルにつながったのでは無いかと思います。簡単に褒めない、最後まで妥協しない言葉で伝え続ける、ブレない態度など、選手がついて行こうと思わせるリーダーシップがこの監督から感じ取れます。私には選手以上に、監督が取った銀メダルとの印象がとても強いです。

蛇足ですが、女子バスケの12人の選手は地元愛知ゆかりの人が多いです。トヨタ、デンソーなどのトヨタグループ所属が6人、桜花学園バスケ部の出身者が3人(ケガで出られなかった渡嘉敷を入れると4人)このチームの愛称はAKATSUKI FIVE(暁ファイブ)。
3年後のパリオリンピックも是非トム・ホーバス監督のもと、愛知ゆかりの選手で固め、監督の母国米国を破っての金メダルで、ついには鬼の目にも涙のシーンを期待したいものです。

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