社長のつぶやきPresidents tweet

「人を活かす経営」

2022.11.20


またしても松下幸之助について書きます。

幸之助が自分の事や社員の教育について書いた本で「人を活かす経営」と言う著書が有ります。
その中に自身の強烈な不眠症について吐露したところが有りました。寝付きが悪いのは20代のころからで、布団の中に入っても中々寝付けない。寝付いたと思っても3時間半もすると目が覚めてしまう。元来神経質で商売上の問題を考え出すと余計に眠れない。いくら目をつぶってじっとしていても朝まで眠れない時もある。など、中々聞いたことがないようなレベルの不眠症だったようです。
途中からは睡眠薬も飲んでいた様で(戦後とあるので50歳ぐらいからか?)ただ飲んでも、やはり3~4時間しか眠れなかったようです。

人間も60歳を過ぎると若いころと違い、睡眠の質が大きく変化します。往々にして寝つきは良いのですが目覚めは早く、朝は3~4時ごろに目が覚めてそのまま眠れないことも有ります。
これも不眠症の一種らしいのですが、更に良くないのは眠りの質が悪いことです。夢を見ている時間が長く眠りは浅く感じられます。こうして年齢を重ねるごとに、睡眠の質も量もどんどん低下していきます。若いころのように爆睡したいと云う思いも有りますが、ただ幸之助のこの不眠の苦しみを知ったら贅沢は言えないなと思います。ただ幸之助は若いころから病弱でしたが94歳まで生きました。病弱で且つひどい不眠症を背負っていても永く生きられるものなのです。
それだけではなく、幸之助は世の中を大きく動かしました。超一流の経営者として今まで多くの人に影響を与えて来ました。これは私たちにとっても大きな勇気となります。
また不眠で悩んでいる人がいたらなおさら大きな勇気がもらえると思います。

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